FC2ブログ

サロマ湖ウルトラマラソンへの道 19

35kを過ぎると徐々に原先生が僕の先を走り始めている
その差数十メートルだ、別に競争している訳では無いが独りになると緊張の糸が切れそうで怖い

さらに悪いことに尿意をもようしてきたため止むなく僕はトイレ駆け込んだ

ところでこの大会は、コースに公衆便所は、もちろん臨時のトイレが豊富にある。この後もトイレに並ぶことは、一度も無かった。
用を足してコースに戻ると僕の視界から原先生を確認する事が出来なくなっていた

40kのラップは4時間43分22秒、5kのスプリットタイムは、35分28秒、平均脈拍136。
独り旅となって自分のペースが、落ちていないことを確認しほっとして脚をもくもくと前に出す

眼前に雄大なサロマ湖が広がって見えてくるとそこがフルマラソンのチェックポイントだ。42.195kmを4時間58分で通過した。自分の体にチェックを入れてみる両脚、心肺、大丈夫なようだ。
一番大事な気力も充実している

42.195kmのチェックポイントの脇にバスが、2台止まっておりその周りと中に既にリタイヤを決めたのか何人かのランナーが座って居るのが確認できた。

少しばかりの優越感といつ自分がああ成るか判らない不安感を胸に抱きながらその横を通過していった

45kのラップは、5時間18分28秒、5kのスプリットタイムは、35分05秒、平均脈拍139

コースの数百メートル先が、見通せる場所で、先を走っている筈の原先生を僕の自慢の視力1.5の目で原先生のトレードマークであるNIKEのオレンジ色の帽子を探すが、見当たらない。
振り返るが後方にもいない

ペースは、落ちていないのにと思いながら脚を動かしていると前方に今までには、一度も無かった上り坂が続いている坂は、ゆるやかに右にカーブしておりどこまで続くのか判らない。これまで一度も歩いていない

僕としては、思案のしどころだ。
順調にラップを重ねて来たとはいえ既に45kを走っており疲労もそれなりに蓄積している

富士五湖ウルトラ80kの時は、上り坂は迷わず歩いたのだが、ここはフラットなコースだから歩き癖が付くのも怖い。
どうしたら良いか躊躇していたが、何気なく隣のランナーに、

「これって続くのか知ってます?」

と、ずうずうしく尋ねると

「あそこを右に曲がってもうふた山かな。」

と、何度か出場していると思われる40歳台の男性が答える。

「ひぇー、歩こうかな」

「そうだね、歩くのも良いかもね、でもね・・・」

そのベテランランナーは、ちょど良い話し相手を見つけサロマ湖の先輩ランナーとして助言をし続け様とした瞬間、僕は決断した。

「歩こう!」

と思ったいなや僕は、歩き始めた。そのベテランランナーは、ちょっとがっかりした様子で先に走っていった。
坂を登りきる少し手前の50kポイントを歩いて通過、やっと半分まで辿り付いたのだ。

ラップは、5時間56分38秒、スプリットタイムは、38分10秒、平均脈拍138、上り坂で歩いたので少しペースが落ちている。後ろを振り返ると200m位後ろにオレンジの帽子をかぶった原先生が、見えた

原先生が、トイレに入っている間に抜いたみたいだ。僕は、いくらスプリットタイムが、安定しているとはいえ原先生が、先を走っているのことに少し焦りを感じていたが、これが安心感に変わった

しかし遠く北海道迄来ているのだ。もちろん二人で完走という目標は、変わらない。前半から調子が今一つと言っていたので気掛かりでもある。

ついに55k地点のレストステイション、サロマ湖温泉ホテル緑館が近づいて来た。

食事と休憩をするためのコース最大のビッグエイド

スタートで預けた着替えやソックスや靴を入れたビニール袋がここに届けられているのだ



スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

走るお医者さん

Author:走るお医者さん
東京都大田区で開業している町のお医者さん
平成6年長女が、生まれたことを契機に一念発起してジョギングを開始!
フルマラソンのベストタイムは、3時間21分!
ウルトラマラソン100kmも年一度挑戦し完走!
基本的には、タイムを狙うというより仲間とおしゃべりジョギングを早朝や週末にジョギングを楽しんでいます。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR